ホーム > アーカイブ - 2010年10月

映画「ゴースト」の撮影現場

映画ゴースト1

夫さんの監督した映画「ゴースト」が完成しました。

撮影は、7月、8月の猛暑の中でした。
「私を現場に連れってって!」とたくさんのお友だちに言われていたのですが、ほんと、すいません! 無理でした。
何が?かというと、もう雰囲気的に無理っす。ドラマとか映画の撮影現場って、ピーンとしているんです、空気が。バラエティとかだと、一般人が階段状に座っていてドッと笑っていたりするのだけど、いわばあれと真逆の感じ。部外者はいないし、私語もないし。
テレビドラマだと待機室みたいなのがあって、そこは私語OKで空気がゆるいんだけど、映画の撮影スタジオには待機室がないっ! すぐそこで撮影しているもんだから、もう、究極のピーーーーーンです。撮影が始まると、自分のつばを飲む音さえ気になるような。

友よ。すまん! この場を借りて連れて行けなかったことをお詫びします!

完全に一般ピープルの私からすると、現場はとても静かです。初めてドラマの撮影スタジオに行ったときに衝撃的に驚いたのを思い出します。ものすごく静かなんです。違和感を覚えるぐらい。
で、気づくのが音効さんの偉大さ。ドラマって、泣きのシーンでは悲しいメロディーが流れているし、うれしいときにはポップなバックミュージックがかかっているのを、テレビで見ているとものすごく当たり前に感じているので、いざあの効果音たちが無くなると、ものすごい静けさです。
泣きのシーンだとただ役者さんがすすり泣く音だけ響きわたるのって、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど、いつも音効の洪水に浸っている一般人が見ると、ちょっと異様。

私が現場に行っていつも感動するのが照明。
映画スタジオは言わば大きな倉庫です。窓もなく、太陽の光は一切入らない倉庫。そこで撮影しているのに、日差しがさんさん降り注ぐ庭みたい見えるのは、もう照明さんの力あるのみ。
写真は、昼間の設定のときの天井の照明の一部。照明とレフバンで、朝も昼間も夕方も作り出すんだから芸術ですね。

一番好きなのが美術さん。
画面に映らないような細かいところも作りこんであるのが、特に好きです。スタジオ撮影最終日、役者さんがいなくなって、「見ていいよ」と言われたので、もうなめるようにセットを見て回りました。

映画ゴースト2
例えば、これはソン・スンホンさん演じる主人公の住んでいる家の裏手。
本当にだれかがここで生活しているのではないかと思わせてしまうほどの作りこみ。画面にはほぼ映らないこんなところにまで手をぬかない美術さんのプロの仕事に感動します。左下の鉢なんか汚れていてそれっぽいし、そうそうスコップをそうやっていらない鉢に挿すんだよねえ。


ジュノの寝室
これは寝室。もう照明を消されちゃってるから、うまく撮影できなかったけど雰囲気のある寝室でした。外の緑がいいです! よく考えたら倉庫の中なのに、この家に住みたいっ!

また書くうちに長くなってきたので、今日はこのへんで。

[ 2010/10/17 00:01 ] つれづれ | トラックバック(-) | CM(2)