ホーム > アーカイブ - 2010年10月

映画「ゴースト」のこぼれ話 その2

額賀先生にあげた花

映画「ゴースト」でソン・スンホンさん演じる主人公は陶芸家なので、映画の中には数々の焼き物が登場します。
その焼き物を作っているのが、本物の陶芸家・額賀章夫先生。

スタジオの中には、先生の作った焼き物が溢れんばかりでした。
初めてお会いしたのはもう撮影が終わって取り壊し始めたセットの中だったのですが、作品と同じく温かさ、素朴さが繭のようにほんわりとその人を覆っているような、そんな方でした。
陶芸家、かつ人里離れたところで焼き物を焼いている先生というと、どうしても少し難しい人かな?なんて想像していたのですが、そんなことを考えた自分が馬鹿らしくなるほど、気さくで温かな方でした。

益子に取材に行った夫さんが、スタッフと共にふらっと入った店でランチを食べ、その店の小さなギャラリーで目に留まったのが額賀先生の器。そこから、連絡を取ってもらい、益子から先生の窯のある茨城県笠間へ直行したそうです。
そういう話を聞くと、「一期一会」っていう四字熟語をしみじみ思い浮かべますね。もし、その店でランチを食べなかったら、この出会いはなかったのだろうし。

荻窪で個展を開かれるということで、初日に夫さんと行ってきました。写真は、そのときにお祝いとお土産をかねて作ったお花です。先生の器に似合うようなお花にしたいと思い、山の秋を感じるような素朴な作りにしてあります。

初日オープン2時間後だったにもかかわらず、ほぼ器は売り切れ。毎年個展を待ちかねているファンの方がたくさんいらっしゃるとのこと。本当は花器を狙っていたのですが、すでに店頭にはなく、どうにかお皿を一枚購入できました。

皿

このお皿、何を載せてもおいしく見えます。
ソンさんファンが何人も来て買っていかれたというマグカップがこちら。

コップ

毎日使っています。

さて、映画で松嶋奈々子さん演じる主人公が、器に絵を描きます。絵は苦手という設定なので、下手なんだけど味のあるキャラクターが必要に! ところが、美術さんチームは絵が上手過ぎて、下手な絵が描けないんです。これは、ちょっとした発見でした。「描けない」という表現は間違っているかも。描いても描いても、素人には上手過ぎる絵なんです。さすがプロというか、美術さんのイラストって本当にすごい。

そこで……なんと最終的に採用されたのが、ピピ2のイラスト。これです。

萌さまキャラ

家のテレビで映画の予告編を観ていて、このイラストが出てくると、家族全員でピピ2に拍手を送るのだけど、ピピ2はシャイなので、すごく恥ずかしそうに照れるのが私は好き。良かったね! ピピ2! 絵が下手で、得しました。でも、味があるよ、このキャラは。ちなみに美術部所属のがーちゃんは落選です。

額賀先生の味のある花器に、ピピ2のキャラ。このとてもアンバランスな花器が、今はうちの宝物です。
[ 2010/10/28 16:21 ] いけばな・フラワーアレンジphoto | トラックバック(-) | CM(3)