ホーム > アーカイブ - 2013年08月

草月アートセミナーに通訳として参加させて頂きました!

アトリエ双香・大谷美香作品

アトリエ双香・大谷美香作品

上の作品は、ピンク色に着色された巻きすのようなものをポイントに、いけた作品です。
巻きすをぐるぐる回転させると面白い形が生まれるので。

「おやおや、花はどこなの?」と思った方もいらっしゃるのでは。
実は、草月流には「絶対にお花を使わなければいけない」というルールがないのです。
草月の鉄則は、「生け花は、どこでも、誰でも、どんな材料を使っても楽しめる」ということ。
初代家元は、「では、花のない砂漠に行ったら、あなたは何をいけるのですか?」と聞かれ、「ならば土をいける」と答えたそうです。

その概念が愛されているからこそ、今、世界中の人に愛されて世界中で楽しまれているのだと思います。

うちに来ている海外からの生徒さんにもよく言われます。
「こんな花や枝は、うちの国では手に入らない」
でも、大丈夫!
「どんな材料を使っても、生け花は創れるんですよ」と答えています。

同じ考えに基づいて、鉄や石膏でオブジェを創ったりするのも、草月流。
今回、そんなアートを創るための大きなセミナーが草月本部で行われました。
草月アートセミナー2013
彫刻家や現代美術家などの草月以外からのアーティストの方も先生となり、セミナーは全部で7つ。

私は、通訳として参加。香港から来たJennyさんの通訳担当です。
草月アートセミナー2013
jennyさんは、このイベントのために来日! 
「銅板でオブジェを創る」クラスに参加されるので、私も「銅板クラス」へ。
(本江霞庭先生のクラスで、アーティストなのに優しい穏やかな先生でした。多分、この記事を見られることはないと思うのですが、心から感謝の気持ちでいっぱいです)

まず、特殊な薬で銅板を着色。
草月アートセミナー2013
草月アートセミナー2013
模様も描けます。

草月アートセミナー2013
ハンマーで細かい凹凸をつけたり、手でくしゃくしゃにしたりと、形つくり。
草月アートセミナー2013
生徒さんは、50人ぐらいいて、それぞれの作品ができたら、天井から吊り下げます。

草月アートセミナー2013
そして、スポットライトを当てると・・・・・・
草月アートセミナー2013
今まで無機質だった教室が、インスタレーション・アートの空間に生まれ変わりました。

と、こうやって書くと、あっという間ですが、それなりに時間はかかっています。

私は、こういうオブジェ作りが大好きなので、見ているだけでも、かなり興奮して血圧が上がりました。
東急ハンズに走って、銅板を買いたいぐらいの勢いです(笑)

こういうきちんとした形の通訳は初めてだったので、緊張もしました。
特に、スピーチの通訳! これは、同時通訳になるので、かなり焦りました。
正直、逐次通訳はやったことがあっても、同時は初めて。

朝は、大ホールでお家元からご挨拶。各テーマで制作が終わった後に、再び大ホールに集まり、スライドショーを見ながら、お家元の講評、各セミナーの先生のお話があったのですが、この部分が同時通訳。
訳していたら、どんどん次の話が始まるので、気持ちは、「息継ぎさせてー」という感じです。

よくニュース原稿の通訳が全ての感情を取り払ったかのような無機質なしゃべり方をするので、「なぜだろう」と思っていたら、やっぱり私も無機質になりました。
やわらかく喋る余裕なし!です。
特に「笑い」は難しい。
日本語でなんとなく喋り方がおかしくてみんなが笑ったところなんかを、うまく伝えるのが大変。
もう、そんなときはかなり意訳してしまいました。

このセミナーが素敵なところは、自分の作品が出来上がったら、他のクラスの見学に自由に行けるところ。
私もJennyさんと探索しまわりました。

草月アートセミナー2013
こちらは、布を着色し、枝などの花材と合わせて、巨大オブジェを作るクラス。
草月アートセミナー2013
こちらは、デパートなどの限られた空間で、いかに創作するかを工夫するクラス。

お昼も一緒に食べたりと、ずっと1日中一緒にいたので、Jennyさんとはすっかり仲良しに。
一緒にラインを交換したりして、女子高生のような盛り上がりを見せていました(笑)
こうやって、また素敵な方に出会えたのに、感謝感謝です。

ちなみにJennyさんに見せてほめてもらえた私の鉄オブジェはこんな感じ。
アトリエ双香・大谷美香作品

アトリエ双香・大谷美香作品

アトリエ双香・大谷美香作品

アトリエ双香・大谷美香作品

生け花を通して、どんどん人の輪が広がる幸せ。
本当に恵まれていると思います。


さて、明日、オーストラリア・パースへ旅立ちます。
下のパース一大きなフラワースクールで、はりきって生け花を教えますが、
パースのフラワースクール
語学学校にも通う予定。そこは、ビジネスコースがあって、英語でのプレゼン力を磨けるみたいなので。
外国の方に生け花を教えるときに、もっとドラマティックに教えられたらなあ、と思っています。

ちょっとした人生の夏休みです。

秋には、詳しくは言えないのですが、とても素敵な広告のお仕事も頂きました。

いつもバタバタとしていて、ギュウギュウに詰め込んでいる毎日ですが、多分そういう性分なのだろうなあと、最近 焦らなくなりました。
中年の開き直りですね。

iPadやiPhoneを持っていくので、メールやfacebookはつながります。
もし、何かありましたら、ご連絡くださいませ。

それでは、みなさま、素敵な夏を!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
[ 2013/08/02 21:00 ] お仕事 | トラックバック(-) | CM(0)
プロフィール

MIKA OTANI

Author:MIKA OTANI


生け花サロン・アトリエ双香を主宰。毎日のさりげない遊びで日常をゆるやかに過ごせたらいいな。
そう思います。
http://www.atelier-soka.com
http://www.mika-otani.com