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沼津御用邸記念公園「松籟の宴」竹インスタレーション

アトリエ双香・大谷美香作品
いよいよ秋も深まってきました。生け花にとっては、とてもやりがいのある季節でワクワクします。
上の写真は、そんな秋の興奮を私なりに花器にいけたものです。
まだ緑色の鮮やかな葉と紅葉の赤が、大気の中で混ざり合う、そんな移り変わりの様子を表現してみました。

さて、今日は竹オブジェのお話を少し。
沼津の御用邸記念公園で家元監修による「松籟の宴」竹インスタレーションが11月2日から17日まで開催されました。
公園内7ヵ所に竹インスタレーションが制作されたのですが、そのうち1箇所が私の師匠、富田双康先生デザインのものです。
まさに大師匠で、弟子入りしてはや25年となり、師匠もあと3年でとうとう90歳になられるのですが、とにかく創作魂は、どちらかというと年々増しているというか、さらに研ぎ澄まされているような気さえします。
師匠は、初代家元に弟子入りされた方。まさに草月の生き字引ですね。

こういう竹オブジェをお手伝いするのは初めてではないのですが、毎回新鮮でオドロキに溢れています。
竹って、本当に生きているみたいに形を変えていくんですよ。

制作過程を少し公開。

沼津御用邸竹オブジェ
一番左端が師匠。頭の中にできあがっているデザインを、お手伝いの私たち弟子や作業の方に指示していきます。

沼津御用邸竹オブジェ
なにせ全体が大きいオブジェなので、男手なしには無理です。それに、竹も重い!

沼津御用邸竹オブジェ
上のほうの作業は、ミニミニの私には無理なので、私は細く割った割り竹をワイヤーで編む作業をこなしていました。
ペンチでワイヤーを留めていくのですが、留める部分があまりに多くて、帰るときには、右手が筋肉痛で動かなくなったぐらいです。

沼津御用邸竹オブジェ
完成形に近づいている状態。

沼津御用邸竹オブジェ
じゃーん、完成! 一人で写るのは寂しいので、師匠のお孫さんと一緒に記念撮影。
私の背の高さから想像してもらえば分かるように、とにかく大きいです。

これ生け花なの?って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、生け花です。
生け花って、伝統文化なだけに「暇人の閑事」みたいなイメージで捉えられることがあるのですが、実はダイナミックでアートなものなんですよね。

スクリュードライバーとかペンチを持って、竹と格闘していると、「ああ、ほんと草月流で良かった!」って思います。
それに、アーティストの師匠の弟子で良かったと。こういうことを全然やらない先生も、もちろんたくさんいらっしゃるので、ダイナミックな制作をまじかで見て勉強できるというのは、幸せなことです。

さて、余った竹は、小さく切って持って帰ってきました。
たくさんあったのですが、たった5個持って帰るので、もう重い、重い。それでも記念に欲しくて、ひーひー言いながら、持ち帰ってきました。
で、持ち帰った竹を花器にしていけたのが下の写真です。
アトリエ双香・大谷美香作品

うーん、やっぱりがんばって持ち帰って良かった!とほくほくしています。

次回は、なんと通訳をしていてお家元とお写真を撮ることができたので、そのことを少し書ければと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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[ 2013/11/19 17:00 ] お仕事 | トラックバック(-) | CM(0)
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プロフィール

MIKA OTANI

Author:MIKA OTANI


生け花サロン・アトリエ双香を主宰。毎日のさりげない遊びで日常をゆるやかに過ごせたらいいな。
そう思います。
http://www.atelier-soka.com
http://www.mika-otani.com