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パキスタン一家がやってきました

アクサ一家

パキスタンからサラ一家がやってきたのは、ちょうど2年前。うちの次女の小学校のクラスに、サラの次女が転入してきたのがご縁の始まり。家族全員日本語は、「あ」も「い」も分からない状態だけれど、英語は理解できるということで、通訳ボランティアのようなものをやることになり、それがきっかけでお付き合いするようになりました。

サラ本人は、残念ながら日本語は全く上達しなかったけど、小学校に通った長女と次女は、もう日本語がべらべら。やっぱり子どもの力はすごいなあと、ほとほと感心します。特に長女のイーシャは、「嵐」の大ファンで、よく家で嵐のヒットソングを熱唱しているそう。2年あれば、子どもは異国に順応できるのねえ。

6月に帰国するというので、ちょっとした「ファアウェル パーティ」 せっかくだから、日本のものをと思い、天ぷらとそばと手巻き寿司を作ってみました。まあ、こてこてのジャパニーズ料理ですね。日本食は大好きだそうで、好評で良かった! サラが「私、結構ワサビいけるのよお」と言いつつ、醤油にワサビをドカンと放り込み、私が止める間もなく、そこにじゃぼじゃぼと寿司をつっこみ、案の定むせこんでいたのには笑った。むせながら「私、ワサビは好きなのよお」と涙目で訴えていたのにも爆笑。いやあ、日本人だってそんなにワサビを一気に食べたら、むせこむさっ。

パキスタンと言えば、私の中で思い浮かぶのは、よくテレビのニュースで映る自爆テロの惨事。ときどきABCニュースを見ていると、土ぼこりの舞う砂漠っぽい景色の中で、建物が崩壊しけが人が担架で運ばれ、人々が泣き叫んでいるような、そんな映像ばかりが流れます。 でも、サラと付き合って知ったのは、パキスタンの緑の多い美しい風景。写真をたくさん見せてもらったのだけど、自然美が溢れる美しい山間の光景や、黄色い実ががたわわに実るマンゴ畑、小学校の元気な子どもたちと先生たち(サラは母国では小学校の先生です) 意外でした。こんなに美しいところだったとは。でも、サラのお家のあるエリアにも、自爆テロの恐怖は近づいていて、近所で大きなテロが1ヶ月前にあったと悲しそうに語ってくれました。

イスラム教徒というと、今や漠然とデンジャラスなイメージが付きまとうけど、彼女の一家はもちろん穏健派。世界中に数多いるイスラム教徒の中で、タリバーンやアルカイダはほんの一部なのに、今、彼らが世界中のテレビを賑わしてまるでイスラム代表のようになっているのは、許しがたい!と言ってたなあ。「神のために人を殺す」などあり得ないとも。そうそう、彼らの口の中にワサビ玉を放り込んでやりたいとも。

サラはときどき格言っぽいことを発言します。例えば「テーブルの上に、甘いものばっかりではイヤになる。辛いもの、しょっぱいもの、いろんなものがちょっとちょっとたくさん並んでいるから、甘いものを食べると甘いものの良さがわかる。人生も一緒。悲しみもくやしさもちょっとちょっとあるから、シアワセの味も分かるのよ」とか。どうやらそれはイスラムの教えらしく、イスラムの教えなど聞いたことのない私だけど、ぐっときます。

危険と隣り合わせの故郷だけど、「そこが私たちの国だから、どんなに危険でも帰らなくっちゃ」とさらりと言うサラ。長女のイーシャは医者を目指していて、自宅で猛勉強に励んでいます。

どうか、一家が無事でありますように。そう祈らずにはおれません。

写真は、記念の一枚。長女と長女のお友だち、サラとサラの長女、3女、長男と。うちの次女とサラの次女は学校でこのパーティには欠席でした。うーん、4人の子育て。サラ、がんばってるなあ。

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[ 2010/03/18 22:34 ] つれづれ | トラックバック(-) | CM(0)
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プロフィール

MIKA OTANI

Author:MIKA OTANI


生け花サロン・アトリエ双香を主宰。毎日のさりげない遊びで日常をゆるやかに過ごせたらいいな。
そう思います。
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