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What's this?

スパイスたち

6月の終わり、パキスタン人のサラ一家が故郷へ帰って行きました。
サラはとても陽気なラテン人で(パキスタンはモスリムだけど)、しゃべっているとこちらまで元気が出てくるようなジョーク連発の人でした。
去る日の1週間前、最後のお別れにお茶しようと駅前のエクセルシオール・カフェに入ったら、何だか名残惜しくて4時間ぶっつづけでトーク&トーク。やっぱり国境を越えてガールズトークは楽しいな(もはやオバチャンだけど)。こういうときは、ほんと女に生まれて最高だなって思います。

パキスタンでの結婚は、まだまだお見合い主流で親同士が決めてしまうことがほとんどなのだとか。ところがどっこい、サラは恋愛結婚。母国の大学で表彰されるほど優秀だった彼女を、ラジオ局に勤める彼が取材に来て彼女に一目ぼれ。サラの両親の大反対を押し切って結婚……と、ここまではロマンティック。
でも、なぜ彼女の両親がそこまで反対したのか? 実はまだまだあちらの国には目に見えぬ階級があって、彼の階級と彼女の階級が違ったからだそう。彼女の父親は銀行の頭取でセレブ階級だそうで、彼女以外の姉妹は従順に父親の決めた相手と結婚したため超富裕層なのです。

果たして、この結婚は良かったのか?悪かったのか? 毎日の生活を生きていくうちに、だんだん夢も覚め疑問もわき上がってくるのだけど。。。まあ、そんなガールズトークでした。

所詮誰と結婚したとしても、毎日夢のようには生きられないわけだし、むかつくことだってあるわけですから、やっぱり今が最高さっ!が、私とサラの結論。あまりに盛り上がり過ぎて、ふと外を見ると暗くなっていて、びっくりしました。

成田に向かう日、最後のお別れに家に行ったら、「これもあれも、ぜひ持っていって!」とたくさん食材をもらいました。パキスタンまで運ぶほうが高くつくので、寝具やら調理道具やら、ほとんどの生活道具は捨てていくんだとか。食材も「For Mika」とすでにダンボールに詰めてありました。なんか玉手箱みたい。
家に帰って開けてみたら、スパイスの山、山、山。そして、薄力粉の山、山、山。スパイスって、こんなに大量に使うんだ。。。ナンを作るから、こんなにも薄力粉を買うんだ。。。改めて食文化の違いにびっくりしました。

写真右奥のタッパに入っているのはクミン。こんなにこんなにクミンを使うのね。。。私は一生かけてもこんなに使えないかも。写真の手前の赤色のものはどうやら豆っぽいけど、うーん、これは何? どうやって使うの?
玉手箱を開けたはいいけど、使い方の分からないものがいっぱい。

さて、このご時世、世の中にはネットというものがあり、Facebookというものがあるので、泣いてお別れしたわりには、結構日本とパキスタンで毎日のようにやりとりが自由にできます。なんて便利な時代なんでしょー。サラは母国に帰ってから、毎日押しかける親戚との付き合いにすっかりまいってしまい、過労でダウン。また彼女が落ち着いたら豆と香辛料の使い方について聞かなくっちゃ!と思いながら、大量の食材を眺める日々です。



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[ 2010/07/14 16:48 ] つれづれ | トラックバック(-) | CM(0)
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プロフィール

MIKA OTANI

Author:MIKA OTANI


生け花サロン・アトリエ双香を主宰。毎日のさりげない遊びで日常をゆるやかに過ごせたらいいな。
そう思います。
http://www.atelier-soka.com
http://www.mika-otani.com